仮想化でプリセールスしてるSEの一日

VMware から Azure まで、インフラや仮想化の最新情報をベンダー色をできるだけ抑えて綴っていきます

ユーザー満足度よりもコストを重視する Citrix の合理性

f:id:ogawad:20190203195643p:plain:right

サーバー仮想化の世界では Hyper-V だけでなく KVM にまでも追い抜かれてしまいそうな Citrix ですが、デスクトップ仮想化の世界では VMware と並ぶ素晴らしい勢いを持っています。
そして、この勢いは米国では更に強く、今日も VMLogix の買収を発表しました。


米国ではなぜ強いのか、先日の Tech Ed で知り合った方は

  • MetaFrame が大ヒットした米国では、Citrix は VMware 以上にファンが多い
  • Citrix の考える世界が合理主義の米国人の気質と合致している

と仰っていました。Citrix がなぜ "合理的" かと言うと「ユーザーの柔軟性よりも管理者の運用管理性を重視するから」だそうです。


その日はいまいち意味が分からなかったのですが、昨日受講した Citrix のセールス資格 (CCSP) の e-Learning 内に Citrix のコンセプトをとても分かりやすく記した設問がありました。

質問6. Citrix Delivery Center(Citrix のコンセプト)の主な利点は     です。
(私の回答) × ユーザーの満足度が劇的に向上すること
(正しい答) ○ デスクトップおよびサーバーの TCO を 40% 削減すること


ユーザー満足度の向上よりも、コスト重視なのですね。。。
確かに合理的。アメリカだぁ。