仮想化でプリセールスしてるSEの一日

VMware から Azure まで、インフラや仮想化の最新情報をベンダー色をできるだけ抑えて綴っていきます

Hyper-V, VMware, XenServer - 3大仮想化製品の比較表 2013

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製品選定にあたり、使う・使わないに関係なく機能・スペックを全て洗い出し比較する...
日本人がよく揶揄される「製品比較表」ですが、
本当に中立と思えるものは残念ながらほとんど目にしません。

個人の主観程度であればまだ良いですが、
予想以上に売上を大きく左右することもあり、現在ではマーケティングの一環で、小さな会社に外注して書かせるケースも残念ながら事実です。


大きく分類すると、概ね次のような感じ。

  1. 対象製品を開発・販売している当事者が作成したもの、記事稿
    偏り: ("battlecard" とも呼ばれる)
  2. 訴訟が緩い国の、あまり著名でないコンサル会社が作成したもの
    偏り: (一見中立だが、販売元が外注で書かせているものが多い)
  3. 大手メディアが作成したもの
    偏り: (除く:記事稿)
  4. ブロガーなどが趣味で作成し、実個人名で Web 公開したもの
    偏り: (このブログは匿名なのでダメですね...)


マーケティングが蔓延るネットとなれば、中立的な資料を探す方が大変ですが、
最近 IBM 社の Lead Architect の方が個人名で作成した、最新の比較表が海外のフォーラムで話題になっています。


Virtualization Matrix - author by Andreas Groth
http://www.virtualizationmatrix.com/


そのフォーラムでは主観の違いから否定的な意見もありますが、私個人としては各製品とも最新バージョンをベースとしており、少々気になる部分もあるものの、かなりニュートラルに感じました。virtualization.info でも紹介されたようです。




2013.03.16
RHEV が追加され、XenServer の内容も 6.1 ベースになったということです。