仮想化でプリセールスしてるSEの一日

VMware から Azure まで、インフラや仮想化の最新情報をベンダー色をできるだけ抑えて綴っていきます

VMware VCP6 受験記(2V0-621 / VCP6-DCV)

色々なタスクに追われていますが、
VMware VCP 認定資格の新制度を完全に誤解してまして、ちょうど昨日、緊急で VCP6 に更新してきました。



1か月前に来たこのメールを見ても、「VCP。しかも 5.x なら別に失効してもいいや」と完全に無視していたのですが、これは認識不足だったみたいです。

9. 認定資格が失効した後も VCP ポータルにアクセスできますか
いいえ、アクセスできません。

10.認定資格が失効した後に、試験を受けて認定資格を復活できるような猶予期間はありますか
いいえ。認定資格が失効した後に猶予期間はありません。認定資格を再度有効にするには、それぞれの認定に必要な前提条件をすべて満たす必要があります。

https://mylearn.vmware.com/mgrReg/plan.cfm?plan=48331&ui=www_cert


これに加え、VCAP まで失効してしまうらしい。
そして、これを知ったのが失効までちょうど 5 日前の 10 月 21 日。



どの試験で更新するか?

基本的に VCP クラス以上の試験であれば何でも良いようです。
DCV (vSphere) と Desktop (View) の資格を持っている私の場合は 4 つの選択肢がありました。

  • NSX 試験(日本語)
  • vCloud 試験(日本語)
  • vSphere 5.5 試験(日本語)
  • vSphere 6.0 試験(英語)


私の場合、失効まで本当に残り 5 日間しか無いうえ、上 2 つは正規トレーニングを受講したこともなく、自習するための実機環境も無いためパス。
vSphere 5.5 と 6.0 は悩んだのですが「VCP5 持ってるし、5.5 も無いか」ということで 6.0 を選択しました。

英語が気になる

実際、ここは悩みました。ただ vSphere は こちら の方法で英語 GUI にできるため独学できますし、VCAP もそうですが、VMware の英語試験は Microsoft と違って文章も短く(変な前提話もなく)、使われている英単語も本当に単調なので、私みたいに大して喋れなくても英語のマニュアルや KB が読めれば問題なし。
日本人なら試験時間も延ばしてくれますし、
Microsoft と一緒で新しい試験は比較的簡単になっていることも期待できます。

通常試験かアップグレード試験か?

ちなみに、vSphere 6 対応の VCP6-DCV を受ける方法として、通常試験の 2V0-621 とアップグレード試験の 2V0-621D があるのですが、私は前者にしました。
理由は、残り日数が無いなか、アップグレード試験は VCP5 所有者用なのか VCP5.5 所有者用か良く判らなかったのと、過去に「通常試験よりも難しい」という噂を聞いたことがあったためです。


勉強日数・内容

  • 少なくとも 10〜12 時間は集中して費やしました。
  • 試験概要ページ の Exam Topics にあるマニュアルの日本語版を探し、
    英語 UI にした実機で確認しながら熟読。

試験について

せっかく取ったのに剥奪されたくないのでほぼ書けませんが、、、

  • 本来 95 分のところ、ネイティブではないと宣言すると 30 分プラスしてくれる
  • vSphere Replication や VSAN、vROps も出た
  • 複数選ぶ問題が多かった気がする
  • スクリーンショットが拡大できず、荒くて読めないものが多かった
    • 日本語化の際に撮りなおされるかも?
  • Web に掲載されていた プロモーションコード は使えなかった
    • 有償の Exam Prep コースを受けないとダメなのかもしれない


コマンドや引数を問うものなど、正直分からない問題もあったのですが、
全問正解しないと合格しないわけではない ので、捨てればよいだけです。


失効日ギリギリ(残り 0 日)で取ったため、ぴったり 2 年間延長。

※ VCAP4・VCAP5 が載ってないのだけど、なんでだろう。。。