祝10周年! すべてわかる仮想化大全 2016
※ 本ブログは VMware vExperts Advent Calendar 2015 に参加しています
毎年恒例ながら、今月発売された日経BP社の「すべてわかる仮想化大全2016」に寄稿させていただきました。
- 作者: 日経コンピュータ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/12/12
- メディア: 単行本
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仮想化大全は今年で 10 冊目
仮想化大全は今年で10冊目。
年1冊のペースで出版されていますので、10 年続いたムック本 ということです。
出版業界もビジネスですので、出すか出さないかの検討をしていると思うのですが、出すということは「採算が取れる」という判断に至ったのでしょう。しかも、今年は結構分厚い!!
第1号は 2005〜2006 年ですので、まだ Windows Server 2003 R2 が現役の最新 OS だった頃。Hyper-V なんてなく、まだ Virtual Server。クラスタが MSCS と呼ばれていた時代です。
10 年の歴史の中で、私は貢献させていただいているのは 8 年間。
VMware vSphere*1 やハイパーのアーキテクチャー比較などを担当しています。
VMware vSphere 6.0
昨年はマイナーアップデートも登場せず、ネタに乏しかった vSphere セクション。今年は vSphere 6.0 とメジャーバージョンアップの年ですので、この新バージョンと VVOLs、そして VSAN 6.1 について取り上げさせていただいています。
※ 正確には、9 月にリリースされた現行最新の vSphere 6.0 Update 1 がベースです。
ライバル会社同士で寄稿しあっていた
私が担当する前の 2 年間は私の所属していた技術チームの上司が書いていました。VMware の寄稿を始めたその上司は現在 Microsoft に在籍しています。
ちなみに、当時 Microsoft の仮想化(Virtual Server 2005)の記事を担当していたのはライバル会社の方でした。彼は現在 AWS に勤めています。
VMware, Microsoft, Citrix, Red Hat, Hitachi, EMC, Nutanix, ...と、
毎年各社の製品紹介が中心なのに対し、VMware vSphere*2だけは、雰囲気違って SI チックに書かれていることに気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
これは、歴史的に外の人間が書いているからなんです。