Windows 7 移行と IE6 延命テクノロジの製品比較
VDI というクライアントソリューションに携わるようになり、
サーバー・インフラ管理者だけでなく、クライアント・PC 管理者の方とも会話させていただく機会が増えました。
比較的 SMB なお客様から、自動車会社のような日本を代表するお客様とも会話する中で、どのお客様も困っているのが IE6 の延命です。大きな企業になればなるほど、色々な柵が聞こえてきたりします。
- 社内システムの都合で未だ Windows 2000 SP4 で頑張っている
- 親会社のシステムが IE6 でないと動かないので、OS は上げてもいいけど IE6 は捨てられない
本ブログでも、以前より Windows 2000 や IE6 の延命について少し触れてきたのですが、App-V や ThinApp といったアプリケーション仮想化技術は、デバッグしながらスキャンで取りこぼした dll を見つける解析技術が必要であり、高いアプリ開発スキルが求められる分野です。
これらの記事のとおり、アプリケーション仮想化は簡単に構築できるのですが、通常の方法で動かなかったアプリを無事動くように解析・コンサルできる人間は業界にほとんど居ません。
コモディティ化が進んでいるサーバー仮想化・VDI なんかとは比較にならないほど "おいしい" 世界らしいのですが、スクリプトしか書けない私には残念ながら無理。
同じ "仮想化" でも、私のスキルセットでは全く歯が立たない世界です。
私の友人に、この分野の希少なスペシャリストがいます。
アプリ開発の経験があり、非常に優秀、そして可愛いお子さんのお父さんです。
そんなアプリ仮想化奉行が IE6 延命の考え方・対応可能な範囲・製品比較をブログに掲載されていました。
Windows 7 で何故 IE6 を利用したいのか? - アプリ仮想化奉行
http://tunemicky.blogspot.com/2011/11/windows7ie6.html
この記事では、下記製品を比較されています。
- IE8 純正の互換モード
- Simple Browser (IE8 の互換モードを強制したコンポーネントブラウザ)
- VMware ThinApp の VirtIE6 機能
- Microsoft App-V
クライアント・PC 管理の世界って本当に奥が深いなぁと感じるところです。