2/16 Tech Fielders の資料 と Hyper-V の VLAN トランク
以前 ご案内したとおり、
2/16 に日本マイクロソフトのエバンジェリスト高添さんの主催するセミナーで、Hyper-V のチーミング・VLAN の考え方についてゲスト講演を行いました。
その後の親睦会では、実際のエンドユーザー様から仕事上はコンペティターとなる方に至るまで、様々な方々と情報交換をさせていただきました。
非常に良い機会をいただけたと思っています。
私の講演資料は下記ページにアップロードされていますので、電子ファイルが必要な方はダウンロードください。
2011.02.16 Tech Fielders セミナー 東京
『Hyper-V の NIC チーミング VLAN に関するお話』
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/seminar.mspx#s103
ここで、私のセッション内容について、若干補足させていただきます。
NIC Teaming と VLAN の "同時利用" ではなく、
どちらか一方 (NIC Teaming のみ、VLAN のみ)についてはどのベンダーも可能だと思います。
現在、Broadcom の BACS のあるバージョンでは、デフォルトのチーミング設定であれば NIC Teaming と VLAN を併用しても通信できることがあるようです。但し、Broadcom 社から本件について正式なステートメントは行われておらず、設定を既定値からいじると疎通できなくなるという報告もありました。
また、IBM は BACS での Hyper-V VLAN は NG としているようです。
また、Hyper-V で tagged VLAN を利用して外部とタグ付き通信する場合、仮想スイッチのバインディングモードを 「VLAN トランク」 に設定し、トランクする VID を指定する必要があります。
この設定は、OS 標準の Hyper-V マネージャーからは行えず、WMI を PowerShell 経由で叩くか、GUI の場合には SCVMM が必要です。
詳しくは 2/28 の杵島さんのセッション資料をご覧ください。
2011.02.28 Tech Fielders セミナー 東京
『Hyper-V の ちょっとした Tips』
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/seminar.mspx#s105
仮想スイッチのデフォルト設定は、
「VLAN トランクモード」 かつ 「VID=0 (untagged) のみ通す」 だったと記憶しているのですが、他の方のブログを読むと対向スイッチのアグリゲーションモードによって自動設定されるという話もあります。
「アクセスモード」 より 「VLAN トランクモード」 の方が一般的だと思うので、既定値でこれで正しい気はしますが、もしかするとパッチの適用状況で既定値が違うのかもしれません。
どちらにせよ、基幹ネットワークにつなぐには要注意です。