仮想化でプリセールスしてるSEの一日

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Windows 7 における デフォルト ユーザー プロファイル のカスタマイズ方法

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企業 PC の管理では「マスタイメージ」の概念があります。
従来型の FATPC 管理でも Norton Ghost のようなリカバリ CD 作成ルールを利用しますし、仮想化技術がベースの VDI では次のテクノロジを利用します。


マスタイメージを作る際にポイントの一つになるのが
Windows アカウントの「デフォルトユーザープロファイル」です。

デフォルトユーザープロファイルは、ユーザーが初めてログインする際にひな形となる既定のプロファイルですが、Windows XP 時代は Default User というその名の通りのプロファイルがあり、カスタマイズも簡単にできていました。

あまり知れ渡っていないように感じますが、
Windows Vista 以降*1はこのあたりの仕組みが大きく変わっていて、簡単に Default プロファイルをカスタマイズすることはできず、

といったデプロイメント系のツールを利用する必要があります。


ちょうど今日、Microsoft TechNet 上に、このことについて詳しく言及された良い感じの Webinar を見つけましたのでご紹介しておきます。

Windows 7 におけるデフォルト ユーザー プロファイルのカスタマイズ方法
Part 1 〜 Sysprep を使用したカスタマイズ手順 〜
http://technet.microsoft.com/ja-jp/win7_5mins21

Windows 7 におけるデフォルト ユーザー プロファイルのカスタマイズ方法
Part 2 〜 ImageX を使用した展開手順 〜
http://technet.microsoft.com/ja-jp/win7_5mins22



Part.2 最後で講師の方が
『近年ハードウェアの性能が良くなったから移動ユーザープロファイルは問題無い』
と説明なさっているのですが、あくまで移動ユーザープロファイル推しなんですね...(汗)

*1:2011.4.29 追記 Windows XP でも、KB887816 もしくは SP3 適用済みの場合は Sysprep が必要なようです。http://support.microsoft.com/kb/959753/ja