仮想化でプリセールスしてるSEの一日

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ESXi 5.0 Host Backup & Restore GUI Utility でホストのバックアップ&リストア

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久々に便利ツールの紹介です。

ESXi では、次のようなホストの設定バックアップ&リストアコマンドが用意されています。

  • VMware vSphere PowerCLI(PowerShellベース)
    Get-VMHostFirmware, Set-VMHostFirmware


ただ、これらは CLI ベースになるので、少し敷居が高い。
GUI ベースでもっと手軽に!という方のために有志の方が GUI フロントエンド「ESXi 5.0 Host Backup & Restore GUI Utility」を開発したそうです。



ESXi 5.0 Host Backup & Restore GUI Utility の利用方法

このツールは PowerCLI のフロントエンドとして動作しますので、まずは PowerCLI をセットアップします。

VMware vSphere™ PowerCLI
http://www.vmware.com/go/powercli


64-bit OS の場合、PowerCLI は 64-bit 版を利用してください。
PowerShell お約束の Set-ExecutionPolicy RemoteSigned も実行します。


ESXi 5.0 Host Backup & Restore GUI Utility」をダウンロードして任意のフォルダに解凍、実行します。


vCenter ホスト名の入力ダイアログ。FQDN の方が証明書的に良さそうです。


PowerShell スクリプトで作られた GUI が起動します。


PS ベースながらシンプルで直感的な GUI のためマニュアルいらず。


指定したフォルダにバックアップファイルが出力されました。


ショートカットからダブルクリック実行する

CLI が苦手な方のためと書いたのに、思いっきりコマンドラインでした。。。
次のようなショートカットをデスクトップなどに作成することで、GUI らしくマウスで簡単にダブルクリック実行できます。

powershell -psc "C:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI\vim.psc1" -noe -c ". \"C:\ESXi5-Backup-Restore-Utility-1.0.ps1\""