仮想化でプリセールスしてるSEの一日

VMware から Azure まで、インフラや仮想化の最新情報をベンダー色をできるだけ抑えて綴っていきます

@IT eBook で無償配布 〜 Windows Server 2012 R2 Hyper-V 設計ガイド

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久々に Hyper-V ネタ。

以前に、オンラインメディア @ITWindows Server 2012 R2 時代の Hyper-V サーバ設計術」という技術連載をさせていただきました。

アーキテクト向けの技術情報は少ないためか、非常に好評をいただきまして、ちょうど先日 PDF 形式の電子書籍版で無償公開されました。*1

人気連載まとめ読み! @IT eBook(14):
Windows Server 2012 R2 Hyper-Vのシステム設計「指南」書を無償提供
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1511/09/news034.html



いまや Hyper-V にはたくさんの機能があります。1つのことをやろうにも、様々な方法、新旧様々なテクノロジーでアプローチ可能です。

そこでインフラ系のアーキテクトが、予算やリスク、効率性、周辺機器との互換性などから最善な方法を考えていくわけですが、その選択をサポートする内容を中心に書かせていただきました。
どちらかというと「失敗した。やり直そう」と思った際に、設定変更ではカバーできないような、機器の発注に影響を受けそうな情報が中心です。



第1回 最新モデルを意識したCPUとメモリのサイジング
  1. サーバ仮想化の変遷とHyper-Vが注目を浴びる背景
  2. サーバ集約率とCPUサイジング
  3. メモリ・サイジングとオーバーコミット
第2回 Hyper-Vと最新のストレージ・テクノロジの併用
  1. SANストレージ
  2. NASストレージ
  3. 昨今のストレージ技術とHyper-Vとの親和性 ― ハードウェア
  4. 昨今のストレージ技術とHyper-Vとの親和性 ― ソフトウェア
第3回 Hyper-Vネットワーク設計のベストプラクティス
  1. Hyper-Vに必要なネットワーク・ポート数
  2. 10GbEのトレンドとコスト
  3. 10GbEによるネットワーク設計の実践
第4回 クラスタリングとライセンス・コストを考慮した全体設計
  1. InfiniBandでIPネットワークを設計する
  2. ホスト・クラスタリングとゲスト・クラスタリング
  3. ミドルウェアのライセンス・コストの削減
  4. スケールアップとスケールアウトの選択*2


69 ページでちょうど良い厚さですので、ぜひ 入手 ください!


このほかのおすすめ資料

この連載につづけて単発として執筆した、下記の記事。
NIC チーミングするとファイル転送速度が2倍になると思っている方はぜひ読んでほしい記事です。

Windows Server 2012 R2のNICチーミング機能(LBFO)をマスターする
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1402/06/news129.html


また、今回無償公開いただいた連載は、アーキテクトではなくインテグレーター・デリバリーエンジニアの方にとっては満足いかない内容かもしれません
(例えばセットアップ手順が無いなど)。
インテグレーターの方については、下記サイトで「技術ドキュメント」の名目で公開されている資料が個人的におすすめです。

Microsoft TechCenter - Cloud
https://technet.microsoft.com/ja-jp/cloud/

*1:ダウンロードには ITmadia ID が必要です

*2:自社製品の写真が数点掲載されていますが、特に意味はありません。というか、他社製品の写真を勝手に載せるわけにいかない...