仮想化でプリセールスしてるSEの一日

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VMware View 4.5 の ThinApp 配布機能で IE6 を配布してみた

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Composer の不具合 (?) に遭遇しながらやっとの思いで構築した View 4.5 ですが、今回から ThinApp パッケージの配布機能が付いています。

以前書きました とおり、View 4.5 Premium に付属する ThinApp 4.6 では Internet Explorer のカプセリングに対応していますので、カプセル化した IE を仮想デスクトップに配布してみました。

IEカプセル化は専用ボタンで

IE は最初からインストールされているものですので、他のアプリケーションと異なり何かをインストールする必要はありません。専用のボタンから IEカプセル化を指示するだけです。



MSI パッケージのオプションをチェックする

View Manager 4.5 の ThinApp 配布機能で配布する場合、カプセル化したファイルは MSI 形式である必要があるそうです。ビルドする際に Generate MSI Package にチェックを入れる必要があります。



デスクトップやスタートメニューにショートカットを自動作成するには

IE の場合、デフォルトの設定では配布後に各ユーザーのデスクトップやスタートメニューにショートカットが作成されないようです。自動的にショートカットを張ってあげるようにするには、Package.ini に一文を加えてあげる必要があります。



[VirtIE6.exe] の項に下記一文を加えたらうまく自動作成できたので、多分合っていると思います。

Shortcut=%Programs%\VMware ThinApp Packages\;%Desktop%\

あとは共有フォルダに格納するだけ

MSIファイルがビルドされたら、レポジトリとなる共有フォルダ *1 に格納するだけです。あとは View Manager からプールやデスクトップなどに配布を行う設定をするだけです。
残念だったのは、何人に配布したかをカウントすることはできるものの、「ライセンスを10個しか買ってないので、10人以上は配布できないようにする」 といった本格的なソフトウェア資産管理 (SAM) 機能は本バージョンでは付いていないということです。

*1:この共有フォルダの Read 権限は緩めにする必要がありそうです