仮想化でプリセールスしてるSEの一日

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vSphere Client からの vCenter 接続が遅い時の解決方法

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最近、(特に vSphere 4 から)vSphere Client の接続が遅いと感じることはないでしょうか。
これは vSphere Client がプラグイン形式になったためです。


機能をフル利用したいため、すべてのプラグインを有効にしてしまいしがちですが、
有効なプラグインが多ければ多いほど、モジュールのロード処理に時間が掛かります。

ですので、構築フェーズは仕方ないにしても、運用フェーズに入った場合は不要なプラグインは極力「無効」にしてスリムにしましょう。初期接続だけでなく、各操作もキビキビします。




また、PC を起動して最初の vSphere Client 起動・接続が異様に遅いのは .NET Framework アプリなためです。

.NET Framework アプリは、マシン環境に依存しない中間言語でのコンパイル状態で配布し、PC を立ち上げて最初の実行時に、その環境に見合ったネイティブイメージを都度作成した上で実行します。
「最初時間がかかるのは嫌」という方のために Ngen というネイティブイメージの事前作成ツールもありますので、試しに使ってみるのもありかもしれません。

Ngen.exe (ネイティブ イメージ ジェネレーター) - Microsoft MSDN
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/6t9t5wcf.aspx


それより、最近どの管理ソフトも必須要件が高いですね。
「CPU: 4コア以上、メモリ8GB以上」とか、業務アプリ以上に重い...