VMware ESX 上で Microsoft の各種クラスタ技術を動かす際のガイドライン
VMware ESX 仮想マシンに割り当てられる(仮想)SCSIコントローラには、「バス共有」の機能があり、仮想マシン上で WSFC や MSCS を組めるのは広く知られています。
しかしながら、実際に ESX 仮想マシンで WSFC や MSCS を組んでしまうと、vMotion や FT が禁止になったり*1、
2ノードクラスタしか組めないなど不自由な点もあります。
こういった制約事項はいくつかのドキュメントに少しずつ書かれているため把握しづらく、
不適合販売でないかといつもヒアヒアしながら設計していたのですが、、、
このたび情報集約したガイドラインが出来上がったようです。
VMware KB 1037959:
Microsoft Clustering on VMware vSphere: Guidelines for Supported Configurations
http://kb.vmware.com/kb/1037959
MSCS だけでなく、Network Load Balance (WNLB)、CCR や DAG といったログシッピングに関する情報も網羅されていて、かなりいい感じにまとまっています。
対応するクラスタバージョンまで記載してくれているのは嬉しいですね。
クラスタの「アフィニティ・ルール」や「eagerzeroedthick」の情報もまとめてられているなど、かなり情報整理されていてます。今後はヒヤヒヤしないで済みそうです。