仮想化でプリセールスしてるSEの一日

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Hyper-V 統合サービス for Linux 3.1 リリース

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Hyper-V 統合サービス (Integration Services: ICs) の最新バージョン 3.1 がリリースされたそうです。
ようやく RHEL6 に対応してくれました。

Linux Integration Services Version 3.1 for Hyper-V - 日本語
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=c1256a7f-8a2d-4b18-851c-63b22ca976d3

この ICs でサポートされる機能

  • 仮想ネットワークコントローラ(VMBus 対応)
  • 仮想 IDE コントローラ(Fastpath Boot / VMBus 対応)
  • 仮想 SCSI コントローラ(VMBus 対応)
  • 時刻同期
  • shutdown コマンド発行
  • 4 vCPU まで対応
  • 仮想マシンハートビート
  • Key Value Pair (KVP) Exchange

この ICs でサポートされない機能(Windows 版には実装されている)

  • VSS
  • ジャンボフレーム, TCP Offload
  • 仮想ディスク(VHD, パススルーディスク)の Hot Add/Remove

対応する Linux OS

SLES10 や RHEL5 などは v2.1 を使って欲しいということ。

注意点

仮想マシンを WSFC で HA したり、Live Migration する時は
仮想 NICMAC Address を手動で静的に固定させた方が安全らしいです。